白昼夢




「あ、え?日向くん、知ってるの?」




真希が真顔に戻って
日向に視線を戻した。


真希が慌てていたのはそういうことか。





「あの、さ…っ!」



「っ……?!」


日向の首がぐいっと下に引っ張られて
私の顔の前につんつんした茶髪が下りてきた。


あまりの勢いに

前髪がふわっと風に舞う。




「…言っとくけど、架恋のこと誰かに言ったらただじゃおかないかんね。」






…出た、黒真希!


横から見ててもその笑顔は怖いよ。




「……了解しました…。」




日向の額に汗が浮かんでいる。


やっぱ怖いんだね…。