あぁ…!
まさに天使の声!!
ありがとう神様!!
じゃなくて…誰だっけ?
「若崎 琴理です」
琴理先輩!
あなたを神様として我が家で祀らせていただきます!
名前まで素敵だぁ…。
やっぱ何でもできる人っていうのは生まれる時から決まってるんだよ。きっと。
「ということで、」
琴理先輩が魔王の腕を引っ張って、
魔王もそれに渋々ついていく。
「宙はこっちね。日向は架恋ちゃんを入学式まで案内して」
「承知いたしました!!」
「ちぇっ…、」
「架恋ちゃんは日向についていけば大丈夫だからね。」
「はい!!」
手を振る琴理先輩のあとに魔王が出ていき
その後ろから重そうなドアが音を立てて閉じた。
もうすでに懐かしいような沈黙が流れる。
「ねぇ」
「なんだよ」
「琴理先輩てさ、何者?」
「……謎。」


