じ、じゃあ…

もらってもいいって事かな…


こんな綺麗で素敵なもの、

捨てるなんてできない。





「ありがとうございます」





なんだか嬉しくなって笑いかけると、

微笑を浮かべ、

私の頭をポンポンと叩く風神さん。





それだけで温かいものが

心の中に沁みる





彼が鬼だとか、

私が特別な身体だとか



無理矢理……

傍に居なければならない時と違い…





…ただ、



この人の傍に

居たいと素直に思ってしまう