嘘っ… 「んっ!」 もうやけくそで陽大くんの手を握った。 「走るぞ」 「ぎゃっ!!」 思いっきり手を引っ張られて校庭を走ってく。 『一条陽大強引ですね――!』 「陽大くんっ、速いよぉっ…」 「…俺負けず嫌いなんだ」