深海メランコリア



「岡野さん!」





ゆきちゃん達の教室の前を通ると

ちょうどゆきちゃんの友達が飛び出してきた。



顔を見るとかなり青ざめている。




いつもゆきちゃんより冷静な彼女からは


想像もできないくらい焦ってる。







「館花くんっ…、ゆきが…!」



「分かってる、行くよ。」






でも今彼女に構ってる暇はない。


いくらゆきちゃんの親友でも

一番大切なのは彼女だから。







雨がますます強くなってきたみたい。