深海メランコリア



ざわつきだした教室を抜け出した。




「館花くん!」



走り出してすぐに

後ろから妙に高い声が聞こえた。



廊下の角で2,3人の女子が固まっていた。





「何?急いでんだけど」





誰だよこいつ。


知らないけど、どっかで見たことある。




まじで早くしてほしい。







「あの、昼休みに話があるんだけどいいかな?」



「話ってなに?」



「ぁ…えっと、授業の事…。南舎2階の廊下で待ってるから」





それだけいうとその女は顔を隠して走っていってしまった。


断ろうと思ってたのに。




とにかく今は屋上行かないと。