時を越えて

「てか何で私が鬼に襲われたってしってんの?」



「そっからかよ」



風間君はため息をして私に説明してくれた。



「城山さんこの印知ってるか?」



そう言って風間君はTシャツの左肩の袖を肩が見えるぐらい腕まくりをした。



「そ、その紋章って…」


「あぁ、城山さんの鎖骨のところにあるのと一緒だよ」



「ちょっと待って
何で鎖骨のところにあるって知ってるの?」


私誰にも見せたことないのに!



「この前エレベーターの前でぶつかって城山さん座りこんだだろ
その時に見えたんだよ」



なるほど。
それで知ってたのか。



「で、その印が私と何に関係するの」



「俺が今から言うことを信じられるか?」



「うん…できたら」