帰国子女の逆ハーライフ♪

『翔人君、英語は話せる?』

『頭いいから、わかるんじゃない?そんなにぺらぺらじゃあないと思うけど。』

『ふーん。』

奏は、そっかぁ・・・と言って、あたしに言った。

「じゃあ、あたしが日本語話すね。」

と。



「え!?奏、日本語はなせたの!?」

「何言ってるの、りーちゃん。あたし、元々日本人。」

「で、でも・・・。」

筋肉が動かなくなる謎の病気は

脳にまで影響して

あの頃は、しゃべれなかったはず・・・。



「あれから、ずっと練習してたの。りーちゃんが日本に帰るって言ったあの日から。」

「でも、あの時はまだ、病気だったじゃない。」

「うん。覚えてもすぐ忘れちゃうし、しゃべれないときだってあったよ。でもね・・。」

「でも?」


そこで、奏は

すっごく嬉しそうな表情で

「元気になったら、絶対りーちゃんと同じ学校に通いたかったから!」

と、

嬉しいことを話すときは必ずやっていた

ピースサインで、あたしに告げた。