帰国子女の逆ハーライフ♪

『今は、学校行ったりしてるの?』

『ううん。まだ。でも・・もう数日で退院できるから♪』

『そ、そっか・・・。』

あたしはふいに頬に落ちた

一粒の涙を拭った。

『り、りーちゃん?』

『んっ?な、何・・?』

『な、泣いてるの・・・?』

心配そうな顔で、奏はあたしの顔を見ていた。

昔みたいにこうやって話せたのが

嬉しくて。

つい、感情よりもさきに

涙がこぼれてた。



『ごめん。奏と、こんな風にもう1度話せると思ってなかったから。』

『あたしも。りーちゃんともう1回会えるとも思ってなかったよ。』

よく見たら、奏も

目を真っ赤にして、泣いていた。

最初に大好きになった、あたしの親友。

なのに

本当にどうしようもない、別れをむかえちゃうんだと思ってて。

“あたし達、出会ってよかったのかな”

って、

なんどもなんども考えたあの日のことは

今でも忘れはしない。