帰国子女の逆ハーライフ♪

すーはーすーはー

と、軽く深呼吸してから

真っ暗な体育館に、足を踏み入れた。

一瞬目をつぶってしまいそうになったけど

もう大丈夫。

だって、

ここにちゃんと、受け止めてくれる人がいるから。

“大好き”って言ってくれる人が

ちゃんといるから。



「璃裡、だいじょぶ?」

「うん、心配かけてごめんね。大丈夫だから。」

苺ちゃんは、きれいに整った顔をしかめて

あたしに問いかける。

「何かあったら、すぐあたしに言ってよね?」

「うん、ありがと。」

まっすぐ前を向いて

あたしは練習したことをやるだけ。

だから。

大丈夫。