「おい!
もうおしゃべりはそれくらいにしろ!

出航の準備だ!」

ガルの怒鳴り声が響く。

ニーナが耳元で囁いた。

「あっちも照れちゃって…」

シーファはニーナを振り払って、帆を広げた。

後ろから吹く風が、帆を大きく膨らませる。

マシュー号はゆっくりと久々の航海に体を進めていく。

目的はもう決まっていた。

ぐっすり眠って目が覚めた後、4人で城を探検した。
その時見つけた大きなレリーフに描かれた、海底世界の地図。

そこに次なるお宝が記されていた。