「てめぇ‼ 麗桜に何かあったら殺すぞ‼」 琇はもがきながら男を精一杯睨みつける。 「……大概にしろよ、 ガキ」 男は琇の目の前に立って琇の顔面を蹴った。 「………っ‼」 「琇っ‼」 「はははははっ‼ 大人に逆らうとそうなるんだよぉ~」 改めて男の目を見ると、異常だった。 ラリってる……… 「くくっ殺してやる…」 俺にも手を伸ばしてくる。 情けないけど、体が少し震えた。 がぁんっ‼