*樹side*


心愛が教室を出たのを見てから、蛍チャンが俺に話しかけてきた。


「好きなのは、わかるけど…
 心愛、困らせるのはやめてね^^」


そう言って、困ったように笑う蛍チャン。


「ん…ゴメンな…。
 俺さ…あせってんだよ。
 心愛が…輝星のものになる気がして」



朝、輝星を見て頬を染めていた心愛。

輝星の元へいこうとする心愛…。



どっちも見てられなくて…
止めたくって…


無意識のうちに腕をつかんでた。