「あーわっかんねぇ!!」

そう、プリントを前に叫ぶ輝星クン。

結局、あのあと一生懸命走ったものの…
まさかの一番厳しい数学の先生の授業だったため、今罰としてプリントを3枚、解いてます…。

「うっさいわ、輝星」

静かに呟く樹。


「ってか、お前もうプリント終わるじゃん!!」

輝星のプリントを見て、呆れたように

「こんなプリント、簡単やし…
 心愛も、もうすぐで終わりそーやん。」

そう言った。


「うそっ?!」

そう言って、私のプリントを覗き、ショックを受ける輝星。