「関西弁、話して笑われて、自分否定されたみたいで… すごく嫌だった…。 …怖いんだよ、俺は… 自分を否定されることが。」 「っ…」 私はあふれてきそうな、涙をこらえ、樹を抱きしめた。 「?!」 驚いてる樹。 「大丈夫だよ、樹…。 私は、樹を否定したりなんかしない。 輝星クンだってそうだよ。 ね、だから…少しずつでいいから、自分出してこうよ…。 じゃないと、本当の樹がいなくなっちゃうみたいで… 寂しいよ…っ…」 あふれてくる涙。