Love★Battle



「…それは、ないやろ。」

低い声の、輝星クン。


「は?」

また振り向く樹。


「心愛は、樹に無理してほしくないから、頑張ろうとしてるのにさ。
 それは、ないやろ?
 心愛の気持ちも、わかってやれや」


まっすぐ、樹の瞳を見る輝星クン。


「…ゴメン…。
 でも、関西弁は使いたくない…」


うつむく樹。


「なんで…心から、おもしろいって思った時に…
 リラックスしたときに、使っちゃうほど慣れた関西弁、使わないの?!
 自分、閉じ込めちゃうの?!」