「…それは、ないやろ。」 低い声の、輝星クン。 「は?」 また振り向く樹。 「心愛は、樹に無理してほしくないから、頑張ろうとしてるのにさ。 それは、ないやろ? 心愛の気持ちも、わかってやれや」 まっすぐ、樹の瞳を見る輝星クン。 「…ゴメン…。 でも、関西弁は使いたくない…」 うつむく樹。 「なんで…心から、おもしろいって思った時に… リラックスしたときに、使っちゃうほど慣れた関西弁、使わないの?! 自分、閉じ込めちゃうの?!」