すると、樹は優しく、腰に回した手を離した。 「あっ、ありがとう///」 顔が赤くなっていることが、自分でもわかる。 「ん…別に」 そう返事をして、樹はまた屋上に向かう。 「まっ、待って!」 「何…?」 樹を呼びとめたものの、どうすればいいかわからなくなった。 笑わすってどうすればいいの?! 「樹っ!」 そう、私の少し後ろにいた輝星クンが、樹を読んだ。