「わっ?!」 階段をのぼっていると、急にこけそうになった。 あれっ…? 痛くない… そう思って、固く閉じていた目を開くと、そこには樹がいた。 ってか、ちっ近い!!!/// 唇が、つきそうな程の至近距離。 樹の手は私の腰に回っていて、しっかり私を支えてくれていた。 「…大丈夫か?」 私の顔を覗きこむようにして、そう聞く樹。 「うっうんっ///」