「…私、飲み物買ってくるね…」


落ち着いた心愛は、そう言って店の方へ歩いていった。



俺は、輝星の元へ行く。



「輝星。」


遠山さんと楽しそうにしている輝星を、イライラしながら呼ぶ。


「何?」


笑って俺を見る、輝星に何かがキレて俺は大きな声を出す。


「お前、何してんねん!!」


「うるさいな…何、急に」


「お前、心愛はもうどうでもいいんか?!」


「…ほっとけよ!
 心愛は、俺のことなんか好きじゃない!」


「ホンマに、そうおもったとんか?!
 あんな傷ついてる姿みて…。
 お前は、怖いだけやろ!
 心愛にふられるんが。
 逃げてるだけやんけ!!
 それとも…お前は、そんな程度の気持ちやったんか?」



「…」



黙り込んこむ輝星。