*輝星side* 「輝星! 遅れてごめんね!」 俺が屋上について、しばらくしてから心愛がそう言いながら俺のもとへと走ってきた。 「ウウン、全然大丈夫」 俺は、来てくれただけで嬉しいし。 「あのね、遅れてきたのにこんなこと言うのも悪いんだけど…」 「ん?」 申し訳なさそうに、そういう心愛。 「屋上やめて、違うとこにしない?」 「え…?」