俺はさっきまで、心愛の腕をつかんでいた手を見つめる。 「はぁ…」 俺は溜息をついて、机にうつ伏せる。 目を閉じても、思い浮かぶのは心愛の笑顔。 まだ、心愛は輝星のものになってない。 諦める必要なんて、ない。 もっと頑張らねえとな… なんてことを、昼も食べずに考えてた。