「ただいま~」 「あ! 心愛、久しぶりやな!」 学校から帰ると、リビングのソファに座りそう言ってくる男の子。 まさか… 「望クンっ?」 「当たり☆」 そう言って笑う望クンは、樹のお兄ちゃん。 ん…? 望クン…今… 「何で…関西弁…?」 確か樹は…。 「やっぱ、樹、関西弁ちゃうかったか…」 苦笑いする望クン。 「何か…あったの…?」