「やっぱり??」



「ああ。なんとなくそんな気はしてたんだ」



「なるほどな。そいつは女子高生としてお前を狙ってる。しかし中身は完全にバンパイアだ。血のニオイには敏感みたいだしな」



「つまり俺のニオイがわかるってことか。……だとしたら、俺を知ってるヤツか??」



「どうだろうな。まぁ可能性はなくもないが」



「なぁ、そのバンパイアのこっちでの名前はわかるか??」



「いや、残念ながら」



「わかった。ありがとう」



「またなんかわかったら連絡する」



「ああ、頼んだ」