サファイヤアンドロイドの夢

私は彼を信じていた。
彼こそは、私達アンドロイドを救ってくれる救世主だと。
集会で拳を振り上げ、彼の演説に応えるどのアンドロイドよりも、私は彼を信じ、心頭していた。

彼は、私のすべてだった。

その日、彼は戻って来なかった。
自分の部屋に戻る途中、ライラの部屋から明かりが漏れているのが見えた。
小さく開いたドアの隙間から声が聞こえてきた。
ライラと、Mr.Dの声だ。
私は、耳を塞ぎ通り過ぎる。
ライラの一段と切なげな声が廊下に響いた。

ライラは、Mr.Dが連れて来たセクサロイドだ。
地方に集会に行った時、廃棄工場に打ち捨てられていたのをMr.Dが見つけ、修理した。