サファイヤアンドロイドの夢

「そうです。人間に与えられるのではなく、私達が掴み取るのです。あなたのお陰です、Mr.D。あなたが私達アンドロイドを導いてくれたお陰で私達はここまで来ることが出来たのです。あなたは、アンドロイドの救世主です。私達は……、」


「もういい!黙れ!」


Mr.Dが机を叩き、私を睨んだ。
満身の憎しみを込めた目で。


「どうしておまえはそうやって……」


苦しそうに彼は何かを言おうとした。