サファイヤアンドロイドの夢

「どうしようもなかった。
リーダーを、信じるべきものを失った私達は、それでも戦い続けた。それから3年経った。この戦いの決着はつかないまま、まだ人間の中枢部は充分に機能していない。私達もこうやって7つのポイントから4つの地を手に入れたものの痛手を被った。
今では、お互いの領域を侵さないように共存の状態だ。一触即発ではあるがな。
私は、Mr.Dが行方不明になってから、実質的な部隊の運営を任されている秘書官だ。つまり、おまえをどうしようが私の一存で決まるんだ。」


「そのMr.Dってのはどうなったんだ?」


男は一番理解して欲しかった私の立場よりも、Mr.Dに興味を持つ。


「まだ行方不明のままだ。」


「あんた達を捨てたまま?」


「行方不明だ。」


私は平静を装って言い返す。