サファイヤアンドロイドの夢

「Mr.Dをリーダーとする革命組織が、アンドロイド達を魅了するのに1年かからなかった。Mr.Dは、アンドロイドの自由を説き、世界中のアンドロイド達に希望を与えて行った。」


人間の理不尽な扱いに鬱屈していたアンドロイド達は、Mr.Dの教えに飛びついた。
自由、そう、アンドロイド達は自由を求め、Mr.Dの集会に集まり、やがて一個の革命軍を作った。


「人間どもは慌てて弾圧を始めたが、それは、アンドロイド達の闘志を燃やしただけだった。困ったのは人間どもの方だ。行政機関から病院、街の小さなレストランだってアンドロイドを使っていない所なんてなかった。人間どもは大慌てさ。それまで道具としてしか見ていなかったアンドロイドが意思をもち、自由を求めて闘うと言い始めたんだからな。」


人間はまず手始めにすべてのアンドロイド製造工場を閉鎖した。もちろんエネルギーの製造もだ。
だが、私たちは人間が手を打つ前に充分なエネルギーを貯蔵することに成功していた。
2年。私たちが想定した革命の期間だ。
私達アンドロイドを作り出したと言っても、それは一部の科学者だけで、ほとんどの人間は、アンドロイドより知能も体力も劣っている。
勝利は見えていた。