サファイヤアンドロイドの夢

「奴は……それはライラを大切に思っていましたからね。」


「大切に、だと?殺しておきながらか。」


ライラ。

あの日、バラバラにされたライラ。


「俺に任せてください、ギルド長官。まずは奴を跪かせてやりますよ。あなたの足元にね。」


「おまえに出来るのか?」


ギルドは杖を持ち、椅子から立ち上がる。


「俺はもう、5年前の俺じゃない。今、研究所のナンバーワンは俺です。」