サファイヤアンドロイドの夢

俺、記憶喪失のフリをして入り込まなきゃならなかったからさ、最初は本当に記憶を消してたんだ。
自分で自己暗示をかけてな。あんたが記憶を消したのと同じ方法さ。
暗示を解くキーワードは「ライラ」にした。これも賭けだったけどな。
もし、あんたが彼女のことをすっかり忘れているのなら、俺は、一生記憶喪失の男ってまま過ごさなきゃならない。自分の使命も何もかも忘れてあのアンドロイドの街で。
だけど、俺は記憶を取り戻した。
もう一人のライラがいたから。
傷つけてやるつもりだった。信用させて最後に裏切って傷つけてボロボロにして、大笑いしてやるつもりだったのに・・・・・・アハハ。
ずるいよなー。あんなに復讐心に燃えてやって来たのにさー。こんな子猫ちゃんいじめても仕方ないもんなー。」