サファイヤアンドロイドの夢

クイズでも出すように嬉しそうに彼は言う。
何のトリック?


「俺は考えた。これまで不思議だった俺の疑問全部ひっくるめての答えを。
したらさ、わかったんだよ。俺の記憶の中で、唯一曖昧なとこがある。
それは、おまえと出会った日だ。
あの日俺は、顔を変える為に闇医者に行った。おまえは、腕を怪我してた。俺達は意気投合して、一緒に手術を受け、顔を変えた。
だけどそうだったか?あれは、本当にそれだけだったか?
もしもあの時に何かあったとしたら?そう考えたら簡単だった。」

Mr.Dが私をまっすぐに見つめ、
大げさに肩をすくめる。


「……逆だよ、俺は、堂岡アキラじゃない。
俺が、ヤマモトユーヤの代わりに造られたアンドロイドなんだ。」


「は?何を言い出すんですか。そんな事あるわけないでしょう?山本優夜は私です。あの時、あなたは私を助けてくれたんです。警察から追われている私を、」