サファイヤアンドロイドの夢

彼は、私の唇に唇をつけた。
私は顔を背け、彼の唇から逃れようとする。


「言えよ。おまえは俺が好きなんだろ?だから今まで黙って仕えて来たんだろ?」


私は首を振る。
私は、彼に崇める存在であって欲しかった。
私のすべてを賭けても、
私の神でいて欲しかった。


「違うってのか?おまえ、俺がライラと居る時に、どんな顔してるか知ってるか?」


どんな顔をしていただろう。
仲睦まじく一時も離れない二人を見て。
Mr.Dに安らぎをいとも簡単に与える事が出来るライラを見て。
私は、どんな浅ましい表情をしていたのだろう。