サファイヤアンドロイドの夢

画面が真正面から私を映している。
私の目はおどおどと何かに脅えているように揺れている。


「どうでもいいからついて来いよ。」


ぶっきらぼうな、声。
そうだ、どんなにそっくりでも男が含むことはなかった憎しみの籠もったMr.Dの声。
画面は古ぼけたビルの地下へとどんどん降りて行く。
私を降り向きもせずに。


「Mr.D。どこまで行くんです。もう戻らないと・・・・・・。今日が特別な日だと言うことはあなたにも……」


「うるせぇな、少し黙ってろ。」