サファイヤアンドロイドの夢

「あと2年待ってくれ。18になったら俺はここの研究材料じゃなく、ちゃんと職員になれるんだ!長官がそう言ってた。そうしたら、俺はおまえを譲り受けてやる。おまえを俺のものとして・・・・・・」


「それじゃ遅いのよ!アキラ!」


私はおかしなことに気づく。アンドロイドはさっきからずっと画面に視線を合わせたまま、アキラと呼びかける。なのに、アキラと呼ばれる少年の声は聞こえるが姿は画面に映らない。これは・・・・・・アキラ、いやMr.Dの記憶だ。
彼の目で見た記憶が今、画面再生されているのだ。


「あたし、もうエネルギーがもたないの。最初から使い捨てとして造られているから補充も効かないのよ。待てないの、2年も。」