サファイヤアンドロイドの夢

「随分混線している……」


私は何とか忍び込む方法がないものかと端末のキーをたたき続ける。
だが、確かに何かあるのは事実だ。民間のメディアがすべて閉じ、残る国営放送は、8時の重大発表を待てと繰り返すばかりだ。


「8時か……パニックが起こるのはそれからだな。それまでにこっちの出方も決めとかないと。」


「どう言うことだ?」


「人間はあんた達アンドロイドを皆殺しにする方法を思いついたんだよ。この惑星を道連れにね。火星の移住用コロニーが完成したんだ。それがあれば人間全員を火星に移住させる事が出来る。残ったアンドロイドはこの惑星ともども爆破しちまおうって計画だ。」