サファイヤアンドロイドの夢

男がくすくす笑いながら私を見ている。私は、気ばかり焦ってなかなかボタンを留める事が出来ない。


「留めたげよーか。」


男が私のいる後部座席に移動する。


「余計なお世話だ。」


「可愛いなあ。」


しげしげと私をみながら男が言った。
私はやっとボタンを留め終わり、男に向き直る。


「それは私に言っているのか?」


「他に誰がいんだよ。本当にもう、可愛いったら。はは。」