サファイヤアンドロイドの夢

だが、それはMr.Dではない。
なのに世界が再び動き始める。
Mr.Dがいないのに。

Mr.Dが、いない、のに。


「あーあー、早く見つけてくんないかなあー。あ、おまえ、いいの?」


男が何を言い出したのかわからずにいると、男は私のシャツをひっぱった。


「ジェイル秘書官がシャツは全開だわ、泣き腫らした目だわ、首筋にキスマークはあるわ、探しに来たレイド補佐官はどう思うだろうな。」


私は慌ててシャツのボタンを留める。


「顔赤いよ。」


「うるさい!」


「やっと口きいてくれた。」