サファイヤアンドロイドの夢

男は乱暴に私の髪を掴み、前を向かせた。
目の前は地獄絵だった。
頭を吹き飛ばされたアンドロイドの体に、15体のアンドロイドが犇めき合っていたのだ。部品を、奪い合う為に。
腕が、足がもぎ取られ、アンドロイドの体がなくなって行く。まるで、初めからなかったように。


「いいか、食うか食われるかのどっちかだ!俺はこんなところで死ぬつもりはねえぞ!」


男は仲間の体の一部を手に狂喜するアンドロイド達に向けてもう一度レーザーを撃つ。光線は、一体のアンドロイドの胸を貫き、その後ろにいたアンドロイドの足にも直撃した。2体のアンドロイドが砂漠の砂に倒れこむ。
そうしてその2体にまた残りのアンドロイド達が群がり、体をバラバラにして行く。足にレーザーを受けたアンドロイドは、まだ動いていると言うのに。