サファイヤアンドロイドの夢

私が諭しても男は一笑に付しただけだった。ライラは益々真剣な表情になり、ゆっくりともう一歩踏み出す。


「3歩でよすんだ、ライラ。いくら私でも、もう部品は調達してやれないぞ。」


「大丈夫。」


ライラは短くそう答えると、3歩目の足を床につけた。


「やった!新記録だ!すごいぞ、ライラ!」


男はライラに拍手を贈る。
ライラは嬉しそうに、本当に嬉しそうに笑顔を返す。