サファイヤアンドロイドの夢

「どーしてったって・・・・・・、まっさか寝てるとは思わなかったからさ、優秀なジェイル秘書官殿が。」


男はにやにやしながら言い返す。からかっているのだ。
私は力任せにクローゼットを閉め、着替えを始める。


「おまえ・・・・・・本当によく出来てるのな。」


シャツを脱ぎ捨てた私の身体を見て、男がそう呟いた。
側に寄って来てまじまじと見つめている。
私は、人間で言う標準体型より幾分か痩せた体つきをしている。山本博士も痩せぎすの男だった。山本優夜も、たぶんその血を受け継いで痩せた身体をしていたのだろう。
遺伝、と言うやつだ。