サファイヤアンドロイドの夢

やっと私は顔を上げ、男を見る。
男は心配そうな顔で私を見ていた。

周りを見渡して、私は、資料を読みながら眠ってしまっていたことに気づく。


「どうしたんだよ?まだ寝惚けてんのか?」


男が笑う。


「夢を・・・・・・見ていた・・・・・・」


それだけ言うのがやっとだった。
あれは・・・・・・もう5年は前の事だ。
私とMr.Dが出会ったばかりの頃の、一番苦労していたが、一番楽しかった思い出。
どうして今さらそんな頃の夢を見たのかすらもわからない。