サファイヤアンドロイドの夢

私も、あの日、私を殺した。
Mr.Dと出会った日に。

私はコーヒーカップを彼の仕事の邪魔にならない位置においた。
そうして彼は、武器の調整の手を止め、私を見上げてこう言ったのだ。


「ジェイル、一緒にやろう。二人で、自由になるんだ。」


二人で、自由になるんだ。

約束したのに。

Mr.Dが私に笑いかける。

大きな印象的な目と通った鼻筋。
精悍な顔立ちにそぐわない子供っぽい厚ぼったい唇。

私の中で時間が止まる。