サファイヤアンドロイドの夢

自分の命すら自由にならない。
それが私達アンドロイドだ。

だが、人間であるはずのMr.Dの物言いには、いつも人間に対する憎悪が篭っていた。
私は、彼こそが、人間に復讐するために、この革命を起こすのだと思っていた。


「笑ってやるんだ。さんざん道具として使われて来た者達に、服従を強いられる人間を。」


・・・・・・彼もきっと、さんざん道具として使われて来た者なのだろう。

彼は、その思いだけで、何万ものアンドロイドを巻き込んで革命を起こした。
いや、巻き込んだつもりが彼こそが巻き込まれていたのだ。何万と言う飢えた魂に自由と言う夢を与えたが為に。

何かが、
少しずつ狂い始めていたのはいつからだったのだろう。