サファイヤアンドロイドの夢

「何からです?あなたは人間です。それだけでもう十分に自由ではないですか。」


人間には、登録番号もなければ、外出制限もない。
自由に街を歩け、自由に生きることが出来る。


「俺は自由になりたい。そうして、おまえ達も自由にしてやりたい。そのために俺は、俺を殺した。」


彼は、手に持ったエアガンを自分の顔に向け、笑ってみせる。


「コーヒーでも入れましょう。」


私は、立ち上がり、狭いキッチンに向かう。

彼は、彼の家族や親類を人質に取られることを恐れ、顔を整形し、指紋を変え、名前を捨てた。人間の権利を主張できるもの全てを放棄して、彼は革命を起こそうとしていた。