サファイヤアンドロイドの夢

そうだ。
アンドロイドが暑さを感じても何の得にもなりはしない。
人間は、貪欲にアンドロイドの開発技術を高め続けている。それによって出来上がるアンドロイド達の気持ちなど考えもせずに。
気持ちだと?
そう、そもそもそんなものを与えたこと自体が人間の過ちなのだ。
自分達が犯した過ちは、自分達で償うがいい。


「おまえ、自由になりたいか?」


彼は、手に最新のエアガンを持ったままそう尋ねた。
今夜何食う?と同じレベルの気軽さだったので、私は言葉に詰まる。


「・・・・・・唐突な質問ですね。」


「俺は自由になりたい。」