サファイヤアンドロイドの夢

すさまじい音と共にドアを開けて入って来たのは、車椅子に乗ったライラだった。
ライラは私を睨みつけたまま叫んだ。


「私の足を返して!」


私はライラの足に視線を落とす。先月エネルギーが切れ、廃棄処分になったナースロイドの足だ。


「返して!」


ライラは叫ぶ。
私は何と答えたらいいのかわからない。
感情のままに叫ぶセクサロイド。
私にもそんな機能が備わっていたら、私は今、この場で何と叫ぶだろう。