サファイヤアンドロイドの夢

歩き出した私を、オルクスが慌てておいかけ、奥の部屋のドアを先に開ける。
中にいたレイド補佐官が気づき、目で小さな簡易ベッドを指し示した。

一人の男がそこで眠っていた。


「どう思います?」


レイドの質問に私は言葉を失う。


「背格好はほぼ一緒ですよ。」


レイド補佐官は、私が到着するまでに調べ上げた侵入者のデータを私に手渡す。
アジア系の肌色、黒い髪、身長、体重、ほぼ同じだった。
多少なりとも侵入者の方が痩せているようだが、3年間、どこかを放浪し続けていた、と言えば、痩せている方が説得力があった。