サファイヤアンドロイドの夢

「もう終わりか?」


男が聞く。
その声音に嬉しそうなものを感じるのは気のせいなのだろうか。


「おまえが邪魔をするからだ。今日中に原稿を仕上げないと、困るのはおまえなんだぞ。」


「今日中ったって、もう2時過ぎてるぜ。寝たほうがいいぞ。」


「おまえこそ眠る事だ。大事な集会であくびなんかされたら堪らないからな。」


机の上を片付けようと立ち上がった私の腕を男が掴んだ。


「俺のしたことは間違ってたか?」