サファイヤアンドロイドの夢

私は……何を恐れている?

そこまで考えた時、ドアが軋む音が聞こえた。
入って来たのは男だ。

私は、ちらりと男に視線を送り、何事もなかったように、データの続きを読む。


「ごめん。眠ってるかと思ってさ。」


男は沈黙に耐えかねてしゃべり出す。


「ライラはどうした?ついててやらなくていいのか?」


私は、データから顔も上げずに聞く。


「今は動けないんだ。両足とも交換しないといけなくて……」


「そうか。」