サファイヤアンドロイドの夢

男が言っているのが、あの拷問を止めたことならお笑いだった。あの拷問を命令したのは私だ。
そうして今度の集会も、男を処刑する為に、私が仕組んだのに。

男は、本当に何も分かっていない。


「これからどうするつもりだ?」


「どうするって、さあ?どうしよっか?」


男は私の顔を覗き込み、笑ってみせる。


「ジェイル秘書官!ジェイル秘書官!」


控え室のドアを叩きながら、部下が私を呼んだ。


「どうした?」


ドアを開けてやると、倒れこむようにしてロディア補佐官が入ってきた。


「広場のパニックが収まりません。もう一度出て、詳しい説明を!」