サファイヤアンドロイドの夢

外ではまだ地鳴りのようにアンドロイド達の声が響いている。

Mr.D!Mr.D!Mr.D!


「どういうつもりだ!」


控え室のドアを閉めた途端、私は男の手を振り払い、そう言った。
私の身体は怒りでどうにかなりそうだった。怒り、そうだ。唇を噛み締めても抑えられない感情。

この男がMr.Dだと?

こんな、自分が誰だかすらもわからない男が?
男は、怒りに任せ振り払われた手を不思議そうに見ていた。
私が怒っていることすら理解出来ないらしい。

それがまた私の怒りを煽る。